秋との対話 [自然]
華やかな桜の花吹雪に浮き浮きとして花見酒を楽しんだ季節がついこの間のような、そんな錯覚
さえ覚えてしまう私ですが、体調も良く今静かに晩秋と対話出来る事がとても嬉しく多くの感謝
で一杯の思いです。
役目を終えてハラハラと舞い落ちる色づいた葉が地面のキャンバスに模様を描いています。
微かな風に運ばれてコラージュされる絵模様が黄昏れ時の陽に演出されて優しく私の心に語りか
けてくれている様で嬉しい思いが溢れて来ます。
その心象風景はとても美しく私の気持を和やかにしてくれて、暫らくの間見とれていました。
私の健康への思いにブロガーの皆様から励ましのエールをコメントして頂いて何れ程励まされた
事でしょうか、ここに新ためて感謝してお礼申し上げます。
日々の暮らしの中での些細な出来事が、これからの人生の1ページとなって行くのですね、ギス
ギスせずにゆったりとした時間の過ごし方も人生のページにレイアウトしたいと思います。
自分自身の思いを自然とさり気なく会話出来るのも健康を取り戻した少しの自信が心にゆとりを
齎せてくれているのでしょうか、感謝でいっぱいです。
そしてこれからもどうぞよろしくお願い致します。
『健康が何より』を座右の銘として、人生は不確実のものですが日々励んで行きたいと願ってい
る私です。
白い秋 [健康]
今日はまた随分と寒くなりました。
静かな白い秋の風情をゆっくりと長く味わいたいと願っているのですが、天候は思う様にはな
らないものですね、『寂しさに宿をたちいで眺むれば いずこもおなじ秋の夕暮れ』などと言った
しっとりとした心情にはなかなかさせて貰えないのが現実かも刷れません。
私にとって大腸癌の手術後丸五年が経ちました。
昨日は内視鏡の検査があって病院に行きました。
術後の私の大腸は正常の約半部余りなのです。
気持を落ち着けて検査を受けていると、ドクターのつぶやきが聞こえて来ました。
『ゴールが見えないなあ』等と何度か呟きながら試行錯誤している様子が感じられるのです。
数度にわたって痛みが走り、その度に『痛い!』と伝えました。
その内に解りましたという声がして、暫くすると終わりましたよ、お疲れ様でしたと言う声が
聞えてほっとしたのでした。
その原因は小腸と大腸とを縫合した部分が解らいくらいに治癒していたそうです。
ゴールより先にある小腸を確認するのに手間取った由、と教えてくれました。
今月は、血液検査、CT検査、大腸内視鏡検査、があり全ての検査の結果全ての臓器に異常は認
められないと言う診断を頂いてほっと胸を撫で下ろした私でした。
これからはもう少し欲を持っていろいろな事に挑戦してみたいと思っています。
無理をしない程度に身体を少しずつ鍛えて行くべく体力増強に心がけることを取り敢えず目標に
にして頑張りたいと願っています。
また、自然から齎されるわれわれ人間への忠告をしっかりと感じる事の出来る感性を自分自身の
中で育む事を忘れてはいけないのだと思います。
秋の空 [触れ合い]
今日は気持の良い晴天に恵まれて、心穏やかに秋の風に身を委ねながら何時もの公園を歩きます。
天を仰ぐと高い空に真っ白な雲が青空のキャンバスに浮かんでいます。
スッキリと晴れた日の秋空はとても高く感じられて、気持も引き上げられてしまうような思いがし
て元気を貰える気がします。
しかし現代社会の世情は余りにも濁っていて殺伐とした情景となっていると思います。
人も苛立ちを隠せず、朝の通勤電車などでも喧噪を見たりすると心を病んでいる人が増えている実
情を見ているように思えて苦しくなってしまいます。
多くの人々が刹那的な楽しみに群がって、心の消化不良をを起こし、その後の虚しさをヒタヒタと
感じているのでしょうか。
いろいろな事件の報道を見る度に日本社会特有の恥部を垣間見る気がして唖然としてしまいます。
我が家のワンコはどんな夢を見ているのでしょうか、気持良さそうに眠っている様です。
そんな姿を見ていると自然に癒されてしまう私なのです。
ブログを始めて早くも一年が過ぎました。
沢山の有り難いコメントを頂き感謝です。
これからもよろしくお付合い下さい。
体育の日に寄せて。 [生涯スポーツ]
時の経つのは何と速いものでしょう。
五年前に何となく買い求めたハーブの苗、タイム、ラベンダー、ローズマリー、その中でタイムは
二年目に枯れてしまいました。
私にとって術後の情けない体力の中で取り敢えず何かを育てたいと思い買った苗だったのです。
ラベンダーは翌年には花をつけて楽しませてくれました。
ローズマリーは元気に葉を増やしてくれます。
葉を撫でながら匂いを嗅ぐと良い香りが鼻をくすぐります。
毎年の成長を嬉しく眺めながら、自分自身の体力の回復とをオーバーラップさせながら愛しんで
いるのです。
今年の夏は猛暑の連続でしたが、季節も秋にバトンタッチされました。
短い秋を愉しみながら自然に身を委ねる時、我が家のローズマリーに小さな変化を発見したのです
それは花芽のようで、今迄になかった息吹きになぜか喜びを感じてしまいました。
今、ポチポチと小さな小さな淡い藤紫色の花を咲かせています。
自然からの、ほんの小さなエールにも敏感に反応出来る感性が知らず知らずの内に備わっていたの
かも知れません。
今日は体育の日ですね、病気にならない様に健康増進を目指して、自分に合った運動量をキープし
ながら沢山あるいろいろな種目のスポーツを楽しんで体力向上を目指しましょうか。
心身ともに健康でいられる様に何時も元気で生活出来る様にと自分自身を高めて行きたいと願って
いる私です。
秋に寄せて・・・・ [自然]
季節は巡り急に秋の様相を呈して来ましたね。
今年の夏の猛暑もこれからの語り種になるのでしょうか、自然のもたらす変調はいろいろな所で
作物の成長に影響を与えている様で、今頃の時期にサツマイモの花が咲いていると云うニュース
を見たり聞いたりしていると農業に携わっている方達の大変さも殊更に感じてしまいます。
行く秋の風情を楽しんでいられる私などは幸せ者です。
揺れ動く社会の荒波を乗り越えて前へ前へと進まねばならない毎日に心身ともに疲れ切っている
人達も、少しでも心を癒されるような秋との出会いを感られたら頑張れるエネルギーを自然は与
えてくれると思います。
人生は不確実なものですから自分の前に起る沢山の事実に適切な選択を余儀なくされます。
その選択を間違えてしまうと、とんだ落とし穴に嵌まってしまい、負荷を背負う結果になる事も
多いですね。
心身共に疲れていては、いざと言う時の正しい判断に狂いを生じさせる事にも成り兼ねません。
時には自然との対話の中で本来の自分の心の有り様を見付ける事も大切なのでしょう。
天を仰ぎ、空と雲の表情を楽しみ、山に向かって叫び、森とともに語らい、草木に花に優しい微
笑みを送り、美しい花に癒される、ほんの些細な事にも喜びを感じられる感性が育まれるのだと
思っています。
自然が私達にくれるメッセージをしっかりと受け取って、我々に齎してくれる沢山の恩恵に心か
らの感謝をして日々を過ごす事が大切だと思います。
秋の音・・・・・ [健康]
秋の気配が静かに忍び寄って来て、涼しい風が暑さに参っていた身体を労ってくれる様に
思えます。
思えば五年前、それまで医者知らずの健康を誇っていた私に起った反逆でした。
それは大腸癌の宣告だったのです。
激しい腹痛に見舞われて近所の内科医を数度受診したのですが、ウイルス性の腸炎との診断
でした。
処方された痛み止めと胃腸薬も一時凌ぎの感じしかなく、不安が頭をよぎる日々を送りなが
らの毎日の中で、今迄にない激しい痛みに襲われたのは夏の暑い日のお盆休みの日でした。
お盆休みに入っていて近所の内科医はお休み、この痛み何かおかしいぞと言う思いが充満し
て大病院の救急センターに駆け込みました。
検査の結果は驚きでした。
大腸にできた6センチ余りの悪性腫瘍、これが病気の正体でした。
術前の説明で他の部位への転移によっては余命宣告もあり得るという事でした。
全ての結果を本人告知して欲しいと検査に入る時、私から申し出ていました。
今、あの時の心境を思い返しながら生と死の狭間に立たされた自分の心の中に吹いて来た風
を思う時、寂しくこの世にさよならの気持を抱いた悲しい風だったのかも知れません。
あれから5年の歳月が過ぎて、いろいろな面で清貧になった気がしています。
生きる事の喜びを自然からエネルギーを頂いて全うして行きたいと願う毎日です。
寂しい風が・・・・ [国民生活]
今年は異常気象のようですね。
九月に入ってもまだ猛暑日が続いていたりして暑さにげんなりしている方も多いと思います。
でも昨今の蝉時雨を聞いていると、ツクツクボウシの声が盛んになって来ています。
もうそろそろ暑さも峠を越しそうな感じがするのですが、この先どんな気象になるのでしょう。
寂しがりやの人にとっては秋の風は身にしみて、切なく迫ってくる寂しい感情に身を委ねてしま
い孤独の影に怯えを感じる事もあったりして、人との絆がか細くなっている現代社会の色合いに
染められてしまう様子が垣間見えるようです。
無縁社会と言われる今、行方のわからない高齢者が何と多いことでしょうか、この様な社会現象
が何故起きているのか、古い制度がさまざまな分野に於いてそのままに放置されている現状を見
る時、唖然としてしまうことも屢々です。
我々一人一人がしっかりとした知識を持って与えられた選択を為さないと、これから増々変な方
向に流されてしまう事に成り兼ねませんね。
溢れ過ぎる情報に惑わされたり煽動されたりしない為の術を身につける必要があるのでしょう。
人間の営みの原点回帰とは、人それぞれが思い当たる何かを見付ける事なのかも知れません。
気力のミニチャージ [健康]
毎日、毎日うだるような暑さに閉口していますが、気力を萎えさせない様にするためのいろいろな
工夫をそれなりに実行しています。
横着をしていると坂道を転げ落ちる様に加速して全ての生活のリズムが乱されてしまいます。
好きな事に精を出すのが一番のようで自然に楽しんでいるうちに気力も立ち上がってくる様です。
自分の健康管理を日々の生活の中で自然に行える事がとても大事な事なのでしょう。
今年の夏は熱中症になってしまった方がかなり多くニュース等で報道されていますが、死に至って
しまうような重度の方が多いですね。
明日は我が身にならないようにしっかりと自分自身に言い聞かせています。
他愛ない日々の生活の一コマですが、冷えたレモンチーズケーキを口に含む時、小さな幸せ感に
つつまれてほっと一息つけたりして、気力のミニチャージをすることが出来ます。
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沖縄代表チーム優勝おめでとう [スポーツ]
暑い一日でした。
夏の全国高校野球選手権大会で沖縄代表チームが悲願の優勝を果たすとともに、成し遂げたのは
史上6校目となる春夏連覇の快挙でした。
『沖縄県民で勝ち取った優勝です。』と叫んだのは我如古盛次主将の感激の声でした。
興南の強力打線は昨日の決勝で集中打を浴びせ、大会屈指の左腕である島袋洋奨投手力投して東
海大相模(神奈川)を破りました。
思えば沖縄県民にとって苦い記憶が刻まれていると思います。
それは沖縄代表として、首里高校が初めて夏の全国高校野球選手権大会に出場した1958年
沖縄はまだ米国の統治下にありました。
パスポートを携えて本土に渡った首里ナインは初戦で完封負けを喫し、13の三振を奪われて、
0ー3で涙をのみました。しかしスタンドを埋めた大観衆は選手に温かい拍手と歓声を浴びせ
ました。しかしその後に起った悲劇がニュースとなって伝わった時の事を忘れる事は出来ませ
ん。帰りの船が那覇港に到着する時に起きた事です。選手が甲子園のグラウンドから持ち帰っ
て来た『祖国の土』は植物防疫法で『外国の土』とみなされ、帰郷した船から海中に投棄され
たのでした。
どれほど無念だった事でしょう。半世紀余り前の出来事を、その無念さを噛みしめて沖縄代表
チームはついに夏の甲子園で頂点にたったのですね。
沖縄代表チーム興南高校ナイン優勝おめでとうございます。
ドイツの作家シラーの言によれば
<時の歩みは三重になる>
なぜなら、
「未来はためらいつつ近づき」
「現在は矢のようにはやく飛び去り」
「過去は永久に静かに立っている」
終戦記念日に思う・・・・・ [日本国]
戦後65年の歳月が過ぎた今、『日本人は幸せといえるのだろうか』という問いがあるような
気がしています。
携帯メールに夢中で声をかけても無反応な子供たち、患者が望まない延命を中止出来ない終
末医療、細るばかりの家族の絆・・・・日本人は幸せといえるのだろうか、戦後65年を経て
わたしたちの日々の生活は格段に便利になり豊かさを享受していますが、本当の幸せはそこ
にあるのだろうか、貧しいけれど幸せな暮らしと、豊かだけれど不幸な生活のどちらを選ぶ
かと究極の問いがなされているような気がします。
戦争という愚行は決して許されるものでは有りません。
これからの時代において、最大の愚行から最大の教訓を学びとること、これが生き残った戦
争体験者からの重大なメッセージなのです。
戦争から教訓を學ぶ責任は若い世代に引き継がなければなりません。
65回目となる終戦記念日は、それを自覚する日にしたいと思い願わずにはいられません。