沖縄代表チーム優勝おめでとう [スポーツ]

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 暑い一日でした。

 夏の全国高校野球選手権大会で沖縄代表チームが悲願の優勝を果たすとともに、成し遂げたのは

 史上6校目となる春夏連覇の快挙でした。

『沖縄県民で勝ち取った優勝です。』と叫んだのは我如古盛次主将の感激の声でした。

 興南の強力打線は昨日の決勝で集中打を浴びせ、大会屈指の左腕である島袋洋奨投手力投して東

 海大相模(神奈川)を破りました。

 思えば沖縄県民にとって苦い記憶が刻まれていると思います。

 それは沖縄代表として、首里高校が初めて夏の全国高校野球選手権大会に出場した1958年

 沖縄はまだ米国の統治下にありました。

 パスポートを携えて本土に渡った首里ナインは初戦で完封負けを喫し、13の三振を奪われて、

 0ー3で涙をのみました。しかしスタンドを埋めた大観衆は選手に温かい拍手と歓声を浴びせ

 ました。しかしその後に起った悲劇がニュースとなって伝わった時の事を忘れる事は出来ませ

 ん。帰りの船が那覇港に到着する時に起きた事です。選手が甲子園のグラウンドから持ち帰っ

 て来た『祖国の土』は植物防疫法で『外国の土』とみなされ、帰郷した船から海中に投棄され

 たのでした。

 どれほど無念だった事でしょう。半世紀余り前の出来事を、その無念さを噛みしめて沖縄代表

 チームはついに夏の甲子園で頂点にたったのですね。

 沖縄代表チーム興南高校ナイン優勝おめでとうございます。







  
  ドイツの作家シラーの言によれば
  <時の歩みは三重になる>

  なぜなら、
 「未来はためらいつつ近づき」
 「現在は矢のようにはやく飛び去り」
 「過去は永久に静かに立っている」






 
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