日本の若者たち・・・・ [日本国]
今年は何か変な年に思えてなりません。
季節の移り変わりも何か変な感じで嫌な予兆を感じてしまいます。
東北関東大震災は自然の暴威をまざまざと我々人間に見せつけて多大なる被害を与え沢山の人命
を奪って行きました。それに加えて原子力発電所の事故が大きな恐怖を我が国のみならず、世界
各国にもその影響が及んでしまいました。
我が国は只唯一の被爆国でありながら、どうしてこう云う事態を招く事になってしまったのか一
人一人の国民が真摯に考えこれからの方向を導き出さなければならないと思います。
文明の発達とともに人間の欲望は留まる所を知らず、リッチな生活を求めて止みませんでした。
知識ばかりが先行して頭でっかちになって、口先ばかりの議論を展開していい気になっていたの
が実情だと思うのです。
口先だけの『頑張ろう』コールは何故か虚しく聞こえて、戦後の時代にタイムスリップしたよう
な錯覚を感じてしまいます。
地に脚つけて地道に頑張る被災者の方々を日本人として誇りに思い、自分の生活を見直して少し
でも被災者の身になって生活の知恵を駆使して少しながらも義援金を生み出す事もひとつの手だ
てとして思い心がける事なのでしょう。
ジャパンシンドロームの予兆が感じられるこの国にこの度揺さぶりをかけて来た自然の暴威は我
々に何かを教えてくれているのかも知れません。
若い人達の力が時代を変えて行くのです。
この危機的な事態を、国の現状をどう思っているのでしょう。
『和』の日本国 [日本国]
何時の間にか春ですね、なにか何時もの年とは様子が違うような気がしています。
日に日に春色があたりを染めて行く自然の息吹きを聞きながら萌える若い芽を、美しい花を愛でて
いる私ですが何故か心が晴れません。
大災害にあって命を落とした人達の無念さや嘆きの声が風に乗って聞こえてくるような思いに溺れ
そうになります。
多くの御霊が成仏出来ないで故郷の空を漂う様に集まって見下ろしているのではないでしょうか。
無惨に破壊されてしまった故郷の姿を辛い思いで見なければならない助かった被災者の方々の嘆き
は計り知れない程に想像を絶する深く重いものだと思うからです。
心に負った傷を少しでも早く癒して上げる事がこれからの復興に向けてとても大切な事だと感じま
すが、きっと皆が手を携えて力を合せて取り組んでいくと思っています。
七転び八起きをモットーに歩んで来た日本人ですから多くの方達の支援に助けられながら復興への
のろしを次々に上げて前進して行くことでしょう。
『和』の国、日本人の心意気が世界に向けて発信して行く様子が色濃く見えてくる事は間違いあり
ません。
終戦記念日に思う・・・・・ [日本国]
戦後65年の歳月が過ぎた今、『日本人は幸せといえるのだろうか』という問いがあるような
気がしています。
携帯メールに夢中で声をかけても無反応な子供たち、患者が望まない延命を中止出来ない終
末医療、細るばかりの家族の絆・・・・日本人は幸せといえるのだろうか、戦後65年を経て
わたしたちの日々の生活は格段に便利になり豊かさを享受していますが、本当の幸せはそこ
にあるのだろうか、貧しいけれど幸せな暮らしと、豊かだけれど不幸な生活のどちらを選ぶ
かと究極の問いがなされているような気がします。
戦争という愚行は決して許されるものでは有りません。
これからの時代において、最大の愚行から最大の教訓を学びとること、これが生き残った戦
争体験者からの重大なメッセージなのです。
戦争から教訓を學ぶ責任は若い世代に引き継がなければなりません。
65回目となる終戦記念日は、それを自覚する日にしたいと思い願わずにはいられません。
寒い日のつぶやき [日本国]
寒い日が続いていますね、冬の暖かい陽射しはとても愛おしく感じられて少し嬉しくなります。
凍り付く季節の連続だとしたら、とても耐えられないかもしれません。
よく十年一昔などと言いますが、今の時代一昔という括りはもっと短い様な気がしてしまいます。
アインシュタインは先の事など考えない直ぐに来てしまうからと言ったそうですが、今起きた事
は直ぐに過去のものとなりあっという間に通り過ぎて行きます。
時代の流れの速さは目まぐるしい勢いで進んで行く様でそのペースに追いついて行けなくなった
時には、ウサギとカメの物語ではありませんが先進じていた国が後進の国に追い抜かれて行く事
になるでしょう。
当たり前の事が当たり前に行えなくなった時、活力の低下とともに将来の展望を見失ってしまい
後塵を踏む結果が待っていると云う状態にならない為に今先を読む力が求められて久しいと思う
のですが、現実を見ているとなかなか時代の流れに追いついて行けない様に思えます。
沢山抱え込んでいる不必要な仕組みを取り除いて早く脱却して行かないと先の見えない迷走状態
に陥ってしまう結果が待っている様な気がします。
新しい第一歩を [日本国]
今年も残るところ後一週間となりましたが何故か年の瀬の慌ただしさを感じていません。
年末商戦もたけなわですが景気はよろしくなくて人々のざわめきも何気に寂しく思えます。
貧困に喘ぐ人達にとって、又働きたくてもそれが叶わない人達の嘆きが聞こえてくる今の社会
は極度の格差社会をつくり出してしまった自民党政権の責任だと感じます。
敗戦国日本は戦後に於いてアメリカによって日本の国体を変えられてしまいました。
その後は全てに於いてアメリカナイズされて大和魂を奪われてしまったのですから、日本人の
一致団結力を弱体化させられて今に至っているのではないでしょうか、
戦後60余年を過ぎた今、もうそろそろアメリカにお伺いたてる事を卒業して日本国民独自の
優秀な精神を発揮出来る社会を構築すべく国民の高揚を図って行くべきなのではないのかと思
ってしまうのです。
それにはマスコミに煽動され過ぎない様にしっかりとした考えを一人一人がもって日本の将来
を見据える事が何より大事な事だと思います。
大きな流れを見極める中でその内の小さな流れの変化に気を配る、人間の集まる所須らく必要
不可欠で上手くバランスの取れた舵取りが肝要なのだと思うのです。
政治の役割は重大で我が国に於いて、もうそろそろ古い衣を脱ぎ捨てて脱皮を計る勇気が求め
られている気がしてならないのですが・・・・・。