春の訪れを待っています・・・・ [自然]
立春も過ぎて暦の上ではもう春なのですが、まだまだ寒い日が続いています。
でも自然の息吹きは少しずつですが春の訪れを覗かせてくれているようで、寒紅梅の花が満開と
なり明るい陽射しの中で微笑んでくれています。
私達は自然の恩恵を沢山頂いて生きていますが、いや生かされていると言った方が当たっている
かもしれません。今の私達に求められているのは、せめてこれ以上自然を破壊しないように心す
るべき事なのだと思います。
些細な事でも自然を慈しむ気持を持てれば、そして地球上のすべての命の大切さを感じて行けれ
ば自然環境を守って行ける事に繋がり、その恩恵は私達に繰り返し齎されると思います。
陽を浴びて輝く様に微風にそよいでいる樹の葉たちもとても気持良さそうで、ひと時見入ってし
まいました。
自分の心にも若やいだ芽が生まれ、蕾みが膨らんで美しい花が咲いてくれるように願うと共に己
の心を育んで行かなければと顧みながら自分自身に問いかけてしまいます。
『おはよう!』その朝目覚めた事に感謝して『おやすみなさい』と今日を無事に過ごす事が出来
た事に感謝している私です。
淡雪が降りました [自然]
昨日は東京では今年初めての雪となりました。
僅かな積雪を見る事が出来て、淡く白い化粧を見せてくれました。
今年は暖冬と聞いていたのですが私の体感では暖冬という感じがしないのは寒がりの性なのだろう
かなどと他愛ない事を思いながら冬の季節を実感しています。
霜柱が立っているその土の中でじっくりと自分の出番を待つ種や球根が未だ眠りについているのだ
ろうが、何時頃目覚めて起き出すのであろうか等と思いを巡らすひと時がまた楽しい感じで気の早
い私の頭の中ではもう春が訪れてチューリップが咲き始めているのかも知れないけれど、そんな思
いが春を待つ心の現れなのかと自分の気持に逆らわずに感じた事を感じた侭に日記に書いてみるの
もまた楽しいものですね。
何時も込み入った難しい事ばかり考えていると正直頭が疲れますね、時には自らリラックス出来る
なにかを探しながら自分自身の為に癒しの風を送って見る事も良いのではないかと思ったりしてい
ます。
短い命の花々と接する時、精一杯の主張をして咲き誇り、そして散って行くその様は私にとても大
事な沢山の事を教えてくれます。
その時々に素直に感じた自分の感性を己の中で大事にして生きて行きたいものだと思うのです。
呼び止められて [自然]
わたしを呼び止める声が聞こえた気がしてふと立ち止まって辺りの様子をうかがう。
それは少しの風に樹の枝が触れ合って聞こえる音なのか、そう思いゆっくりと歩き出したのです
が何故か気になって引き返しその音が、いや声が聞こえた辺りを良く見回してみると或る樹木に
目が止まってしまいました。
近づいてみると何かが私を見つめているではないか、樹皮の苔の中に見つけた何かを訴える様な
表情が私を射る様な眼差しで見ているではないか、恐る恐る間近く寄って眺めてみました。
私だけが感じ、そう見えるのかも知れないけれどその時の私は不思議な感覚でそれを見据えな
がら佇んでしまっていました。
後日、私はカメラを持って再びそこを訪れもう一度確かめようとその樹木に近づいてみました。
この前と同じ位置から眺めてみるとやはり見えるのですよ、この表情をした顔が見えるのです。
もしかしてこの樹に宿る霊なのかも知れないと思いながらカメラのシャッターを押していたの
ですが、たまたま感じた私の他愛ない気の有り様だったのかも知れない出来事でした。
花の雫 [自然]
あの時の優しい微笑みが忘れられないのです。
私の中で申し訳ない思いと隣り合わせの渦巻く思いが交差する時があります。
この花が満開に咲き誇っていて可愛いい花びらに雫が踊ってキラリと光っている様子に綺麗だね
と呟きながら微笑んだその横顔がとても優しい表情で美しかった。
恍惚の人になっていても時折雲間から差し込む光の様に吃驚する程の確かさで自然の営みを受け
入れている様子に喜びと哀しみとが織り合って綾を成して行きました。
私が植えた記憶もないこの草木にこんなに可愛いい花をつけて母を喜ばせてくれた事に感謝しな
がら、もしかして鳥が運んでくれた零れ種かも知れないと思ってみたりしています。
その日も時々雲間から差し込んでくる光の眩しい程の明るさが介護に疲れ切っていた私の心を照
らしてくれたのかも知れません。
あの時の情景は私の心のアルバムに大事に残されて充分に優しくしてあげられなかった後悔と共
に仕舞われています。
花の雫はアルツハイマー認知症になってしまった母の心の涙だったのかも知れないと、やがて落
ちて無くなる雫の有様をオーバーラップしていたのでしょうか、哀しい思いになります。
あの時の感情の揺らめきの余韻が私の中で繰り返し木霊しています。
遥かな思い [自然]
新春の爽やかな気配に誘われて気持も新たに今年の抱負を考えています。
そんな思いを持って自分の歩んで来た軌跡の中で幸せに感じた出来事をひも解いて見ながら今何を
求めているのか自問自答してみるのですが答えが見つかりません。
寒いのが苦手な私にとって冬の季節は何時もとても長く感じられて暖かくなる春を待つ心が疼いて
しまうのですがこの季節にエネルギーをチャージするのも又良しなのではと自分を慰めたりしてい
ます。
遥か遠くに旅した懐かしい思い出が暖かく甦って来てゆったりとした流れの中に誘われたあの時を
思い返すゆとりが心楽しく感じられて、ひと時の幸せ感に癒される気分はとても静かな時間です。
荒波を乗り越えて来た自負が自分自身を一回り大きくしてくれているのででしょう。
いろいろな苦難を乗り越えて得られた多くの心の糧をこれからも大事にして行きたいと己の心に問
い続けて、自分自身と向き合って行きたいと思っています。
己をリセットしようか [自然]
何事もなく時が過ぎて行く、静かな微睡みの中で夢を見る
遠くで犬の声が聞こえる、微かな風が優しく頰を撫でて
日溜まりの寛いだ空間にのんびりと憩うとき
静かな、静かな 時の流れが幸せ感を運んで来てくれて
人的な騒音もなく、自然の醸し出す微かな音だけが耳に心地よい
たまには ゆるりとしたスローライフで和らぐのもいいだろう
五感を澄ませて自然の中に浸ろうか
無我無想になって己をリセットするのも良いかも知れない。
謙虚な気持で [自然]
明日はもう大晦日ですね、この一年の時の流れのとても速いのに気づいて唖然としてしまいます。
私生活に於いては何事も無く無事に過ごせた一年だった様に思いますが、多くを望まない体質への
チェンジが功を奏したのかも知れません。
思えば死の淵から這い上がって病に打ち勝った事で得た教訓は何事にも代え難いものでした。
人と言うのは苦難を経ないと解らない事の多くが、また気づかないでいた事の多くが今は少し見
えて来たような、そんな思いになれる今の私です。
さり気ない思い遣りや、優しさを感じられる感性になれている事に自分自身嬉しく思っています。
何時ものように冬になると全ての衣を落として己を曝け出して試練に耐えている様に感じる冬樹
枯れ枝が冬の青空に陽射しを受けて美しい輝きを魅せている様なそんな佇まいがまた好きです。
人も他者とのしがらみをいろいろ纏ってしまった虚の衣を脱ぎ捨てて、本来の己の姿を見直して
見るのも良いのかも知れません。
さまざまな価値観が交差する人間関係に於いて知らず知らずに歪んだ綾となって心身に負荷を課
している事が、多くの心身疲労をもたらして心の病に冒されてしまった人が多くいます。
自然は沢山の教えを我々に与えてくれていますね、それらを受け止められる感性を養う事がとて
も大事な修行なのでしょう。
先ずは謙虚な気持ちになって今年を振り返る平凡な私の姿です。
健康の喜び [自然]
この一年を振り返る季節になりました。
生きているからこそ今年も春夏秋冬それぞれの季節を感じ自然からのメッセージを受け取る
事が出来たのですね、冬の厳しい寒さをやり過ごし、春は萌え出づる草木の若葉に喜びを感
じ何故かうきうきとなる様な思いになり、夏は降り注ぐ暑い陽射しの中でも緑陰の草の匂い
の中でひと時の涼しさに心地よい風が暑さから守ってくれます。
実りの秋とも成れば稲穂が豊かに揺れて黄金色に輝いて、落葉樹は日毎に暖色の色を濃くし
て錦の綾をなして我々の目を楽しませてくれます。
それらのステージが終わりを告げるのは役割を終えた沢山の枯れ葉の競演が木枯らしと共に
始まって、又これから新たに始まる季節に備えて地に還り役目を果たして行くのですね。
自然からの恵みは我々に多くの喜びを与えてくれて、そして生きる為のエネルギーを我々に
沢山享受させてくれるのですから自然への感謝の念自然にが湧いて来ます。
何の不自由も無く何時でも美味しく食べる事が出来て、当たり前に排泄が出来るという事が
何れ程素晴らしい事なのか、私は良く知っています。