嬉しい知らせ [健康]
自分の身体の一部が取り除かれてしまった。
よく物事は腹を据えて考えろなどと云いますが、大腸の半分を無くしてか何かバランスが悪い
気がして、更に加えて痩せ細った我が身を見るとき哀れさえ感じてしまいます。
健康の時に比べて体重は13キロも減ってしまっていたのですから、絶食指示を受けてから半
月ぶりの術後の食事は何も手をつける事が出来ませんでした。
栄養失調寸前の状態になっていた様でその後も殆ど食べられずに残してしまう有様でした。
その為なのでしょうか、傷口がなかなか癒えなくて抜糸した後又開いてしまうという厄介な事
になり、再度縫合するという結果を招いてしまいました。
早く体力を付けねばと食べる意欲をかき立てて少しずつ食べる量を増やして行く努力を遅々と
しながら出された分量の半分以上を先ずは食べられる様になりました。
手術した次の日にはベッドから起こされてリハビリの指示を受け病室から出て廊下を歩く様に
指導されて最初のうちは看護士さんに付き添われてそろりそろりと歩くのですが何故か真直ぐ
に歩けない始末でひょろひょろとした足取りが覚束なくて情けなさが渦巻いてしまいました。
何時もの朝の検診の時、担当の医師から『良かったですね、リンパ節への癌の転移はありませ
んでしたよ、陰性でした。』と云う報告がありました。
何れ程ホッとした事でしょう身体の中から沢山の心配の種が一気に吹き出して行く様な、そし
てポジティブな感情が少しずつ湧いてきて心無しか身体が熱くなって来たのを覚えています。
とても、とても嬉しい知らせでした。
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