『ほんの気持』 [自分]
金の切れ目が縁の切れ目と云う、まさしく今の社会を象徴しているのではないでしょうか。
人と関わり合うにも必要なコストがかかり、それが出来なくなければ必然的に離れざるをえな
い事となってしまい孤独へと追いやられて行くのがオチのようですね。
日本は宗教がないので社会と関わり合って多くの富を築いたた裕福な人達がそれを社会に還元
すると云う気とくな人が出て来ていないのが現状の様ですね、欧米社会の様に裕福な人は教会
に寄付をして困っている人達を救うセーフティーベースを民間でつくっている。
残念ながら日本は自分さえ良ければ良いという人達が席巻していて貧しい人達を見下すかの様
に振る舞う世情が垣間見えて、昨今のニュースで住処を追われ路頭に迷い行く所も無くなって
人とのコミュニケーションも途絶えてしまい、孤独の椅子に腰掛けて誰からも承認されなくな
った弱い人達が挙句の果てに死を選んでしまうこの様な悲しい現状が今の世の中ですね。
私に於いてはささやかなのですが自分の出来る『ほんの気持』を実行しています。
『人』という字の如くお互いに支え合って心を通い合わせて行く、本来の日本人の持っていた
優しい心根を取り戻さなくてはいけないのだと、今年も一年を振り返りながらしみじみと考え
てしまうわたしです。
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