感謝の気持 [病気]
自分の各臓器が今どの様なコンディションなのか普段は余り意識しません。
一番意識されるのは胃腸などのいわゆる消化器でしょうか、胃がもたれるとか、お腹が張る、
胸焼けがする等自覚される少しの症状は直ぐ治るだろうと通り過ぎる事が多いと思います。
痛みが継続しておきてくると言う事はかなりの危険信号と受け止めなければならないようです。
振り返って見るともう少し知識を持って自分の臓器を思い遣る事が出来ていたらと思ってしま
うのですが、過ぎ去った事は及ばざるが如しと思うしかありません。
自分のみならず大変な経験した事が他者への何かの役に転じられる様に、そんな思いに至って
いる今の私です。
医療現場のいろいろな人達のお力によって大事を乗り越えて来られた事に深く感謝する思いに
溢れています。
手術の日『絶対大丈夫だからね、頑張ってね』と云う家族の励ましの声を聞きながら手術室へ
と向かって行く間、ストレッチャーの上で大きく目を見開いて辺りを見回していた事を思い出
します。麻酔をかけられてからの少しの間の事は覚えていますがその後の事は何も解りません。
後から聞くと手術時間はおよそ5時間余りを要したそうです。
耳の傍で私の名前を呼ぶ声がしました。
少しずつ意識が戻って来たのでしょう。うっすらと目を開くと看護士さんが私に呼びかけてい
るのが解りました。
その時身体から溢れてくる感慨が私を包んで『頑張ったね』と言っている自分を感じました。
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